幅広い視野を持つために
システムエンジニアは数あるIT技術職の中でも独自の立場で、基本的な仕事としては他と変わらずシステムの開発や構築、テストというものを行い目標達成に近づけるのだが、その他にも必要とされる業務があるのだ。それが統率力やコミュニケーションといったもので、立場的なものからプロジェクトチームが作られる時にはリーダーとして抜擢されることが多く、メンバーをまとめあげなければならない。さらにはクライアントや外部の人間に対して説明義務も生じてきて、これがなかなかにやっかいなものだと言えるだろう。技術者同士なら意味が伝わりやすいが、まったくの素人に分かってもらえるように話すのは至難の業である。
そこでシステムエンジニアにおすすめしたいのが本を読むことで、自分の仕事に関連する書籍は目を通すが、他のジャンルとなると時間がなく読まないという人は意外と多いのだ。ただそれでは知識が偏る場合があり、一般的なコミュニケーションがとりにくくなり、共通の話題を知ることも大切だろう。システムエンジニアは総合的な能力を必要とするので、ただ技術だけに秀でているだけではなく、対人関係スキルも重要になるのである。これらは個人スキルを磨くのではなく、経験を重ねることで学ぶものなので実際に行動するのがもっともよいが、シミュレーションすることでリスクを避けることができるのだ。そのためにも読書は有効な手段で、話題を知っておくだけでも良いので目を通しておくといいだろう。
ちなみに、システムエンジニアにオススメの本は、経験年数や立場ごとに紹介されているこちらのサイトが参考になるので共有しておこう。